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銀行預金は本当に安全なのか?【お金が実質目減りする話です】

 

先日以下のツイートをしました。

 

 

『日本人は預貯金が好き』と一般的に言われています。日本の預貯金率は欧米諸国と比べると非常に高い比率になっています。

 

銀行にお金を預けておけば安全だと思われていますが本当に安全なのでしょうか?

 

本記事の信憑性

 

今回の記事では銀行預金は本当に安全なのか?銀行預金のリスクは何か?について説明していきたいと思います。

 

本記事のテーマ

・銀行預金は本当に安全なのか?

・預金に潜むリスクとは?

・インフレとは何?

 

安全と思われている銀行預金のリスクについて考えていきたいと思います。
masabuki




現在の銀行の金利

 

まず2020/10/26日現在の預金金利をご紹介します。

 

銀行金利⑤選

①みずほ銀行      普通預金 0.001%  定期預金 0.002%

②三菱UFJ銀行    普通預金 0.001%  定期預金 0.002%

③三井住友銀行     普通預金 0.001%  定期預金 0.002%

④あおぞら銀行     普通預金 0.2%   定期預金  0.2%

⑤住信SBIネット銀行 普通預金 0.001%  ハイブリッド預金  0.2%

※預金額100万円未満 1年満期の金利になります。

 

現在の金利は以上になっています。

 

いかかでしょうか?現在のこのような低金利では預金はなかなか増えていかない事がお分かりになったのではないでしょうか。

 

では次にインフレについて考えていきましょう。
masabuki

 

インフレによってお金は目減りしてしまいます

 

何故お金は目減りしてしまうのか?を説明していきます。原因の一つにインフレと円安が関係しています。以下になります。

 

預貯金を実質的に目減りさせる要因が、インフレと円安です。インフレとは、物価が上昇することです。たとえば、現在1個100円で買えていた商品が将来150円になったとすると「インフレによって商品価格が上昇した」と考えることができます。ただし、本来のインフレとは「世の中に出回る貨幣の量が増えること」を意味しています。貨幣の量が増えるということは市場への供給が増えるため、貨幣の価値が下がってしまうのです。

同じ「100円」であっても、以前はある商品を1個購入できるほどの価値があったのに、今では1.5倍の貨幣量を用意しないと購入できなくなってしまうような内容がインフレの本質です。また、円安も貨幣の中で「円」の価値を相対的に下げるため、預貯金の価値を目減りさせる要因となります。たとえば、1ドル=100円の時代には100円でアメリカの1ドルの商品を購入できていたのが、1ドル=150円になると1.5倍の量の円を用意しないと購入できなくなります。

 

株式会社 日本ワークス Incomepress【インカムプレス】資産運用のはじめかた

 

このように預貯金を目減りさせる要因にはインフレと円安の関係があります。私たちは資産を守る為には最低でもインフレ率を上回る資産運用をする事が必要になってきます。

 

インフレによってお金の価値が下落する認識をもつ事が大切になってきます。
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では次にインフレ・円安による資産の目減りを防ぐ方法を考えていきたいと思います。

 

インフレ・円安から資産を守るにはどうすればいい?

 

一般的にインフレに強いと言われているのは株式投資になります。株式は基本的に企業の業績が向上すると株価が上昇します。反対に業績が悪化すれば株価は下落します。

 

インフレによって物価が上昇すると企業の売上げは必然的に増加しやすくなります。その為株価の上昇も期待できる事になるのです。

 

株式投資はインフレに対してリスクヘッジに繋がります。
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株式投資についてはこちらの記事を参考にしてください。

 

現在日本は低金利が続いていますがその一方、世界には高金利の国が存在しているのも事実になります。

 

銀行金利は各国の政策金利に影響されますので政策金利の動向は常に注視してください。では政策金利について説明していきます。

 

悩んでいるひと
政策金利の事がニュースで話題になるけど政策金利とはどういうものなの?

 

政策金利とは中央銀行(日銀)が一般の銀行に貸し付ける際の金利になります。
masabuki

 

悩んでいるひと
どのような時に政策金利を変更するの?

 

一般的には景気の悪い時に金利を下げ景気が良い時には金利を上げる事になります。景気が悪い時には低金利で銀行に貸し付ける事によりお金が個人・企業に回りやすくなり経済活動が活発になっていきます。
masabuki

 

現在日本はマイナス金利を導入しデフレから脱却を目指している最中になります。
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私たちが預けている預金金利は中央銀行の政策金利に影響されてしまうので政策金利の動向には注視する必要があります。

 

円安に対してのリスクヘッジを考える前に円安とインフレの関係についてまず説明していきます。


インフレと円安の関係は

 

一般的にインフレが進むと為替は円安に動きやすくなります。インフレによってモノの値段が上昇すると相対的にお金の価値が下がるからです。

 

インフレによってお金(円)の価値が下がると円と外貨を交換する際、為替レートにおいても円の価値が下がるため円安になる原因になってしまいます。

 

逆に円安によってインフレを招く事もあります。
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日本から輸出したモノが円安によって外国では安くなります。円安によって安くなったモノは外国では売れやすくなり企業の業績が良くなります。

 

企業の業績が良くなると私たちのお給料もUPしますので景気が良くなりインフレが起きやすくなるという事です。

 

このようにインフレと円安には相対性があり景気拡大局面に起こりやすい現象になります。

 

円安に対してのリスクヘッジ

 

私たちは銀行預貯金・退職金・年金・不動産等、資産の多くを円建て資産として保有しています。しかし円安になってしまうと資産価値は下落してしまう事になります。

 

『日本に住んでいるから・日本円で買い物』をするから問題ないと思われる方がいるかもしれませんが、私たちは知らず知らずの内に基軸通貨米ドル等の影響を受けています。

 

基軸通貨について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください

 

日本にモノを輸入する際には基本的に基軸通貨米ドルで決済されます。その為円安になり円の価値が下がってしまうと私たちの普段買うモノにも影響がでてきてしまいます。

 

少し前置きが長くなってしまいましたが、結論として円安から資産を守る方法は国内資産と海外資産をバランス良く保有する事になります。

 

今後の為替相場は基本的には誰にも分かりませんので円安・円高両方の可能性に備えるようにしていきましょう。

 

外貨建て資産は以下になります。

 

代表的な外貨建て資産5選

①外国株(ETF)

②外貨建てMMF

③外貨建て債券

④FX

⑤外貨建て投資信託

 

以上が代表的な外貨建て商品になります。外貨建て資産を保有する際には始めは『分散投資』を意識し様々な金融商品を組み合わせる様にしてください。

 

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

 

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まずはドル建て資産がおすすめになります。

 

 

まとめ

 

為替相場はいつ円安・円高になるかは正確には誰にも分かりません。しかし私たちはいつどのような状態になっても安心して生活できるように準備をしておく必要があります。

 

日本は現在約1100兆円の借金があります。もしかしたハイパーインフレが日本を襲うかもしれません。くどいようですが、いつ何が起こるかは誰にも分からないのです。

 

最悪の事態を想定して確実にリスクヘッジをしてください。

 

今回は以上になります。





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