今回の記事では『安全資産』金について説明していきたいと思います。本当に金は安全資産なのか?金の資産価値の背景等を考えていきたいと思います。
本記事の信憑性
資産として見る、金についての基礎を説明していきます。
本記事のテーマ
・金は本当に『安全資産』なのか?
・金の資産価値の背景
・私たちが金を持つべき理由
Contents
金の資産価値の背景
まず金の資産価値の概要を説明していきます。
現在世界中にある金を集めると大体16万~17万tぐらいの量があると言われていて50メートルプールに例えると約3~4杯分の量があると言われています。
金は毎年約2500t前後の産出量があり埋蔵量は残り約6万tと推測されています。地球上には金は決まった量しか存在しないのが実情になります。
もう一つの金の特徴として見た目の美しさがあります。金は見た目が美しいので人々を引き付ける魅力があり金の資産価値の背景の一つにあげられています。
ポイント
■金は地球上に決まった量しか存在しない。
■見た目が美しい為、人々を引き付ける魅力がある。
■希少価値が高い為、資産としての価値もある。
金は本当に【安全資産】なのか?
金は一般的に安全資産・価値が下がらないとよく言われていますが本当に安全資産・価値が下がらないのでしょうか?
実際には金の価格は日々変動しています。金が一般的に安全資産と言われているのは他の資産と比べると安定しているからです。
株式や債券等の資産は会社や国が破綻した場合、価値がなくなってしまいますが金は有形の資産ですので価値が全くなくなる事はありません。
これらの理由から金は有事に強いと言われる所以になります。
ポイント
■金は他の資産と比べると安定している。
■価格変動はするが価値が全くなくなる事はない。
■金は有事の際に強い
金の価格変動の要因
金は他の資産と比べて比較的安定的な値動きをしますが以下の条件下では金価格は急落するおそれがあるので注意が必要になります。
金価格が急落する要因5つのポイント
①金の供給量が著しく増加する。
②金の需要が著しく減少する。
③世界経済が極めて安定し他の金融資産の魅力が著しく上がる。
④地政学的リスクが極めて低い。
⑤投資家が金に興味を持たない。
金は投資対象として比較的安定している資産になりますが、このような条件下では金価格の変動を注視する必要があります。
次に金価格が高騰する条件をご紹介します。以下の要件になります。
金価格が高騰する3つのポイント
①米ドルが著しく低下。
②米金利が著しく低下。
③世界情勢の緊張状態(有事の際)
このような条件下では金価格は暴騰する可能性があります。『有事の際の金』と言われる理由になります。
こちらの記事も参考にしてください。
金の今後の展望
金は極めて希少性の高い金属になり又見た目も大変美しいので今日まで金は高く評価されてきました。
しかし今後も金の価値は失われないのか?を考えていきたいと思います。地球上には金の埋蔵量は残り約6万tあると推定されています。
ただ現在、金の採掘を行える場所は限定的になっており急激に採掘量が増加する事は考えにくいのが現状になっています。
今後の技術革新により採掘量が増加する事も考えられますがコストUPも見込まれている為、結局金の価格を上げなければいけません。
ポイント
■地球上には理論上十分な採掘量が存在しているが金の採掘は困難なのが実情。
■技術革新により採掘量の増加も見込まれるがコストも上がってしまう。
■コストUPにより結局金の価格も上がってしまう。
金は長期投資に最適な金融商品
以上これらの事を踏まえると金投資は長期保有に適していると考えられます。金は他の金融商品と比べると比較的安定した値動きをするからです。
今後も短期的に見れば急落する可能性は否定できませんが長期的に見れば急落の可能性が低い金は魅力的な投資対象になるのではないでしょうか。
投資のタイミングは意外と難しいです。タイミングを見計らうのが分からない方はドルコスト平均法で長期的に買うのもありです。銀行に預金するよりは全然良いと思いますよ。
— Masabukiサラリーマン投資家【資産1億円を目標に奮闘中!】 (@masabuki1) October 21, 2020
おすすめ金の購入会社3選
金はどこで購入しても同じではない事をご存じでしょうか?実際に世の中には粗悪な金も流通しているのが実情になります。
例えば他金属との合金や金メッキを施しただけの別の金属なども出回っていますので注意が必要になります。
しかしこれらの偽物を見分けるのは素人には難しいのが現状になりますので金の購入は安心・信頼のある会社から購入するのが良いかと思います。
おすすめ① 田中貴金属
田中貴金属は金を購入した事がある人なら一度は聞いた事があるのではないでしょうか?純金積み立てのリーディングカンパニーになります。
田中貴金属は純金の取扱店で日本唯一の『ロンドン金市場のレフリー』に任命されています。ブランド力・信頼性も大変高い会社になります。
おすすめ②三菱マテリアル
三菱マテリアルは総合非鉄金属製錬メーカとして様々な金属を製造しているのが特徴になります。
自社で金を生産して品質管理も厳重に行われているので品質も良い物になります。又、三菱マテリアルで購入した金にはスリーダイヤの刻印も施されます。
おすすめ③金ETF
金は現物で購入する以外に金ETF(上場投資信託)でも購入できます。金ETFは少額から金投資を始められるのがメリットになります。
証券会社の口座をお持ちの方なら好きな時に売買ができるので比較手的手軽に金を購入する事が出来ます。
まとめ
金投資は短期的に利益を得たいと思う方には向いていない投資になり金投資を行う際には長期的に投資をするのがおすすめになります。
基本的に金投資は現在の資産を守りながら投資をしたい方に向いている投資方法になります。この事を基本原則として金投資を行う必要があると思います。
私たちの資産の中に株・債権だけではなく金も追加する事によりポートフォリオもより充実するのではないかと考えます。
今回は以上になります。