この様な質問を解決します。
今回の記事では普段、僕たちが何気なく使っているお金について説明していきます。
少し考えてみて下さい。どうしてただの紙切れ(お金)でモノ・サービスが買えるのでしょうか?
一見するとお金はただの紙切れで、見た目も特別にきれいな分けではありません。ではどうしてお金はモノやサービス等と交換できるのでしょうか?そこで今回はお金の価値・仕組みについて考えていきたいと思います。
Contents
お金の正体とは
それでは普段皆さんが使っているお金について簡単に説明していきますね。
まず基本的にはお金そのものには価値があるわけではありません。理由としてはお金自体は紙でできている為お金そのものには殆ど価値がないのです。
例えば1万円札の原価は約20円になりただの紙切れに1万円札と印刷されているだけです。
それでは原価20円の紙切れがどうして1万円の価値があるのでしょうか?『お金の発行元の信用力』で決まります。つまり円の場合、日本国政府の信用でお金の価値は成り立っている事になります。
お金の価値は変動します
お金の価値はモノやサービスの価格に関係してきます。
学生時代に勉強した事の復習になりますが、物価の価値が上がっている状態をインフレ、反対に物価が下がっている状態をデフレと言いますよね。
つまり物価の価値が上がるとお金の価値は下がり、物価の価値が下がるとお金の価値が上がる事になるのです。
お金はほったらかしにすると腐ってしまいますよ
少し質問です。皆さんのお金は何処に預けていますか?
多分、多くの方が銀行に預けているのではないでしょうか。しかしその銀行に預けているお金は本当に安全なのでしょうか?
もしかしたら皆さんが銀行に預けているお金は10年後・20年後には腐ってしまうかもしれません。
ではどうしてお金が腐ってしまうのか?理由を説明していきたいと思います。
2020年のインフレ率はコロナの影響があり-0.06%のインフレ率になりました。つまり物価の価値が下がりお金の価値が上がった事になります。皆さんのお金が0.06%増えたという事になります。
経済とは経済成長と物価をセットで考える事が基本になっています。
経済とは持続的に発展する必要があります。つまりデフレとは経済が停滞している状態なので日本経済にとってはあまり良い状態ではないのです。
経済とは基本的に穏やかなインフレを目標にします。例えば10年後の日本がインフレ率10%だとします。最低でもインフレ率を上回る資産運用をしないとお金は腐っていってしまうのです。(タンス預金の場合100万円が1年後には90万円の価値になってしまう)
銀行預金の利率は基本的にインフレ率を上回らないので何らかの資産運用(投資)をしないとお金はどんどん腐ってしまうという事になります。
投資について知りたい方は下記の記事を参考にして下さい。
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インフレで経済はよくなるのか?
先ほど経済とインフレについて簡単に説明しました。ここではもう少し詳しく経済とインフレの関係について説明したいと思います。
持続的な経済成長とは経済成長と物価をセットで考える必要があります。
ザックリ言うと経済成長とは企業の売上、個人で考えるならお給料と考えて下さい。経済成長ー物価=利益になります。
つまり物価だけ上がっても確かにお金の価値は上がるかもしれませんが、皆さんのお給料も同時に上がらなければ私たちの生活は豊にはならないのです。
日本経済は大丈夫なのか?
先ほどお金の価値=政府の信用力と説明しました。
私たちは普段の生活で円を使いますよね。円は日本の信用で成り立っている通貨になりますので日本の経済状況についても気になるのではないでしょうか。
なので少し日本の現状について説明したいと思います。
まず過去10年間の日本の歳出と歳入を説明しますね。
日本の1年間の予算は大体90兆円~100兆円ぐらいになります。歳入(税金)が約50兆円国債(借金)が40兆円前後になります。この国債(借金)が積み重なって1000兆円もの借金に膨れ上がってしまいました。
日本の財政状況は約半分は借金で何とかやりくりしている状態になります。
よく国債(借金)は9割は日本で保有されているから大丈夫だという意見を聞きますが本当に大丈夫なのでしょうか?
確かにアメリカ等の欧米諸国の国債は約半分を海外投資家が保有していますので実際の売買の動きが速いのは確かな事です。
しかしここでは保有先が国内外の話ではなく需要の話になるのであまり関係のない事になります。
日銀も今までのペースで国債を買い続ける事はできません。それにはいくつかの理由があるのですがその1つが中央銀行(日銀)は政府の発行した国債を直接買い取る事ができない旨が財政法で決まっているのです。(現在の日銀は一応間接的に買い取っている)しかし現状の日銀は政府の借金(国債)を助けている側面があり、もし市場が財政ファイナンスと認識してしまえば、急激に金利が上昇する事が予想されています。
この様な状態になってしまうと当然、日本の信用は低下してしまい日本国債の格付けは下がってしまいます。
新たな借金ができない状態に陥ってしまいますので日本は最悪破綻してしまいます。
急激な増税・年金カット・医療費の増額・行政サービスの低下など様々な事が考えられます。
勿論、円の価値も暴落してしまい今までは100円で買えたパンがもしかしたら10000円ださないと買えなくなる可能性もあるという事になります。
まとめ
今回は少し過激な内容になってしまいました。
結局、何を皆さんに伝えたかったというと10年後・20年後の未来は誰にも分からないという事です。
もしかしたら10年後の日本は今より経済が発展してより豊かになっているかもしれません。逆にその反対もありえます。
つまりどのような状態になっても生きていけるように準備をする事が大切になってきます。
これからの時代、投資の知識は必須になりますので是非この機会に投資について少し学んでみてはいかがでしょうか?
最近読んでみた書籍をご紹介しますのでよかったら読んで見てください。
今回は以上になります。